
早朝3時半から登る還暦前のオッサンの夏休み
E0代からの大人男性がカッコ良くなれる、渋オジ特化型理容室
LIAISON gentrysalon ・薄毛補正デザイン師®の冨澤です
今回は夏休み2日目のお話し
還暦前の、オッサン理容師の朝は早い
いや、正確に言うと「頑張って早起きをした」が正しい
真夜中と呼ぶべきか、早朝と呼ぶべきか、判断に迷う午前3時30分に目が覚める
理容師としてのプロ意識か、はたまた遠足前の子供のワクワク感か
理由はともかく、私は家を飛び出した。時刻は3時57分
目的は「湘南平で日の出を見る」。
この、まるで青春ドラマのワンシーンのような衝動が、オッサンを動かした
外は、もちろん真っ暗
まだ夜の静けさに包まれた街を、湘南平を目指して歩く
途中、お気に入りの花水橋からの景色を眺める
昼間とは違う、漆黒の中に浮かぶ街の灯りが、とても素敵だ
そして、高来神社
神聖という言葉がぴったりくるが、正直に言えば「なんか出そう…」という気持ちの方が勝ってしまう……そう、怖いのだ
そんな恐怖心を抱えながら、真っ暗な山道を一人で登っていく
良い子は、絶対に真似をしてはいけない
なぜなら、マジで怖いからだ
耳に響くのは、セミと鳥の鳴き声。そして、時折聞こえる「ガサガサッ」という不気味な音
それは、きっと夜行性の動物…いや、そう思いたい
そして、オッサン理容師が最も苦手とする、あの天敵が待ち構えている
クモの巣
。
懐中電灯を照らすと、そこに蜘蛛の芸術作品が浮かび上がる
まるで「ようこそ、湘南平へ」とでも言っているかのようだ
その辺に落ちている小枝を剣の代わりに、戦々恐々とクモの巣を払いながら進む
言葉にすれば格好いいが、すっかり腰が引けてる、むっちゃカッコ悪いのだ
私はいったい、何と戦っているのだろう
そうこうするうちに、辺りが少しずつ明るくなり、ライトがなくても歩けるようになってきた
そして、ついにその時が訪れる
暗闇とクモの巣に怯えながら登り切った、湘南平
目の前に広がるのは、昇ってきたばかりの荘厳な太陽
思わず息をのむほど美しい
この景色を見るために、クモの巣と戦い、恐怖心と戦い☚もう二度は、真夜中に登らないぞ!
そのすべてが報われた瞬間だった
写真に収めたら、満足したオッサンはそそくさと下山
帰りはクモの巣の心配もない
朝日を浴びながら歩く尾根道は、なんとも爽快な気分だ
午前6時20分、無事に帰宅☚この後少し寝た💤
夏休み2日目は、クモの巣の洗礼を受けつつも、何とも充実したスタートを切ることができた
そして、午後からは夏休み最大のイベントが待っている
それはまた、別のお話
本日の教訓:クモの巣は、夜が一番危険である